ここだって鎌倉だ!断ち切るな関谷・玉縄みどりの輪 

「連続開発に脅かされる市周縁の暮らしと歴史」 大船駅付近の玉縄、関谷をご存知ですか? JR大船駅から大船観音横の通りの坂を登ると緑の多い住宅地があります。

開発予定地の法規上のポイント

開発予定地の法規上のポイント

1.はじめに 


 開発予定地が法規上どのような規制を受けているかを知ることはわれわれの運動を進めていく上で重要である。しかし、当初は我々になんの準備もないところへいきなり開発問題をつきつけられ、何処から手を付けるべきか当惑してしまったと言うのが実態であった。
住民の誰かが、「鳥獣保護区の標識が立っていたのを覚えている」とか「土砂災害危険箇所になっている」などの情報がもたらされ、「我々が住んでいるところは第1種低層住居専用地域だが、開発予定地はどうなっているのだろうか」等々暗中模索の状態が続いた。
しかし、住民のある人から、「法律がどうなっているのかきっちりおさえて運動を進めなければ駄目だ」と言う意見が出て、開発規制に関する市条例から調べ始めた。
更に、その上位の法律である都市計画法、そして関連する、出来れば開発を規制する法律がないかを調べて行った。
 以下に各法規が開発予定地にどう係っているのか記述したいと思うが、その前に開発予定地の地形、歴史と周辺の状況及び事業者について簡単に記したい。

2.開発予定地の地形、歴史と周辺の状況及び事業者について

(1)地形


 JR大船駅西口を出ると柏尾川が流れていて、その対岸から丘陵地が広がっている。この丘陵地は多摩丘陵の南端にあたりその複雑な地形をいかして戦国時代に北条早雲が築城したと伝えられている玉縄城があったところである。
丘陵地の大部分は昭和30年代から始まった学園建設や宅地開発によって豊な緑は失われてしまったが、丘陵の周辺斜面地にはまだ緑が残っていて、落ち着いた景観と四季折々の生態系の変化が生活環境に潤いをもたらしている。
丘陵地の横浜市に接する部分を現在玉縄台と称していて、住所でいうと玉縄2、4、5丁目だが、開発予定地は玉縄5丁目から北西に延びる標高約60mの未開発の尾根の南西に面した広さ約2haの斜面地である。地名は鎌倉市関谷と言い、字名を下坪と称している。鎌倉によくある谷戸を形成していて、昔ここで馬を洗ったことに因んで洗馬ヶ谷戸とも呼んでいる。
開発予定の斜面地は傾斜30度を越え、地盤の関係かと思われるが神奈川県土砂災害危険箇所に指定されている。そして鎌倉市防災マップには玉縄台のほぼ全域が南関東地震で震度6強の揺れが予想される区域になっている。
開発予定地のみならず玉縄台に降った雨も一部この斜面に流入するので現状では大雨が降ったときは低地に小川が出現するほどである。しかし、これでも生い茂る樹木の天然ダム効果が働いて出水はかなり緩和されている。
湧水も豊富で枯れる事がなく、嘗て低地に沼を形成していた。この沼には白鷺が飛来して餌をついばんでいたのを記憶している。また、谷戸の一角には湧水を活用した水田まであった。
雨水や湧水は谷戸を下って柏尾川の支流の関谷川に注いでいるが、市の河川課の話では、この流域の雨水が一度に流入しても、十年に一度ぐらいしか氾濫しないと言う。しかし、関谷川は度々氾濫してきたという記憶があり、平成17年の鎌倉を襲った台風のときも氾濫している。天然ダムの効果が開発によりなくなると、それでなくとも地球温暖化の影響で降雨強度が上昇しているので氾濫頻度が上がるのではないかと危惧される。
現在は玉縄台は開発予定地の樹木で西側を囲まれていて、下から吹き上げる風を樹木が緩和する所謂防風林の役目をはたしているが、樹木が取り除かれてしまうと直接強風に曝される事になる。
また、この樹木は玉縄台と下坪との緩衝帯になっていて、ヒートアイランド現象の予防や火災延焼予防の効果も果している。
縄文時代には海水面の上昇にともなって海水が谷戸深く入りこんでいたことから、縄文人が魚介類を採取して生活していた痕跡があった。さらに、玉縄台は高台でありながら湧水に恵まれていたことも縄文人にとって幸であったが、翻って水脈が縦横に走っているということであり、開発時にうっかり水脈を切ったりすると災害につながりかねないので心配である。

(2)歴史


 玉縄台は嘗て鎌倉市関谷、字名を山居(さんきょ)と称した。鎌倉市大船山居遺跡発掘調査報告書(三上 次男、鎌倉考古学研究会)によれば、遺物は縄文早期に遡る。


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玉縄・関谷の緑を守る為、様々な方へ情報を提供しアドバイスを頂いたりしながら、この地域を守っていこうという動きで始めました。
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