ここだって鎌倉だ!断ち切るな関谷・玉縄みどりの輪 

「連続開発に脅かされる市周縁の暮らしと歴史」 大船駅付近の玉縄、関谷をご存知ですか? JR大船駅から大船観音横の通りの坂を登ると緑の多い住宅地があります。

開発予定地の法規上のポイント

3.(1)土地所有の歴史(その7−10)
 前稿で班田収受が行われなくなったと書いた。班田収受について振り返ってみると、まず持統四年(西暦690年)、飛鳥浄御原令の規定にもとづく庚寅年籍(こういんねんじゃく)が造籍され、この庚寅年籍を基に最初の班田が四畿内(倭・山背・摂津・河内)で持統六年(西暦692年)に行われた。その後一部の例外を除いて全国展開がはかられ、律令制の実効が一世紀以上も継続された。班田は畿内の場合は班田使が、畿外は国司が行った。この班田収受は六年に一班で規則正しく行われたが、延暦二十年(西暦801年)に至って、行き詰まりを生じたのか一紀一行(十二年に一班)に変更された。大同三年(西暦808年)再び令制に戻ったが天長五年(西暦828年)の班田収受以降五十年間班田収受が中断した。元慶元年(西暦877年)班田収受を再開すべく畿内で校班田が実施され、元慶三年(西暦879年)班田を開始した。しかし、田地が不足したのか班給額を令制は二段(一段=360歩)のところ、水田一段百八十歩と陸田(畠か)六十歩とした。
最初のつまずきが延暦二十年であるが、造作(長岡京、平安京の建設)や戦争(蝦夷征討)に駆り出された農民の数は相当数に上ったとみられるので、農民の逃亡・浮浪の遠因になっているのかもしれない。げんに平城京建設のときも農民の逃亡・浮浪が問題になった。なお、逃亡・浮浪を防止するため、古くは天武五年(西暦677年)浮浪人には本貫と浮浪地の双方で課役を課したり、霊亀元年(西暦715年)浮浪人に土断法(浮浪地の戸籍に編入)を適用したり、養老元年(西暦717年)逃亡に対しては四年目より計帳からはずし、造籍の時、登録を抹消するなどの措置を取った。
班田収受は戸籍をもとに行ってきたわけだが、戸籍を混乱させたのは農民の逃亡・浮浪だけではない。もう一つは、偽籍である。男なのに女とか、若者なのに老人とか僧侶等と偽って戸籍に登録してしまうことである。こうして律令制の基本である人別管理が不能になっていった。しかし窮すれば通ずで、これに代わる徴税方式として考え出されたのが「名」制度である。次稿で「名」制度を取り上げる。
               黒子

開発予定地の法規上のポイント

3.(1)土地所有の歴史(7−9)

藤原鎌足を祖とする藤原氏は嫡流の不比等だけが藤原姓を名乗れた。不比等の四人の息子がいわゆる四家(北家、南家、式家、京家)の祖と言われ、初めこそ互いに協力して政敵を倒したが、次代以降は四家の間で勢力争いが続いた。このなかから抜け出したのが北家で人臣太政大臣の地位を得る者も出た。ただ、荘園の関係で言えば鎌足から数えて十世代目の時平をあげねばならない。彼がライバル菅原道真をけおとして政権の座につくと、なによりも律令体制の立て直しが急務であるとの認識の下、違法な荘園乱立をも正す事を意図した、いわゆる「延喜の荘園整理令」を延喜二年(西暦902年)三月に発した。要点は次の三点である
イ. 勅旨開田および諸院諸宮及び五位以上の貴族が百姓の田地舎宅の買い取りを禁止
ロ. 諸院諸宮及び五位以上の貴族が百姓などの私宅を借りて穀物等をため込むことを禁止
ハ.諸院諸宮及び五位以上の貴族が山川藪沢を囲い込むことを禁止
令制では山川藪沢の利用は公私で共有することになっているが、違反がしばしばあった。古くは囲い込み禁止令が西暦706年、同711年にも見られる。
中央貴族と富裕層との結びつきをこの荘園整理令でどれほどなくせたのかわからない。ちなみに十世紀頃「東北地方の農民が当時、水田を介して中央の貴族と関係があったことを示す」新聞記事があったので添付する。
さて、一方で律令制の目玉である班田収受の実施をも命じたが、伊勢の一部で実施された以外は実施された形跡がなく、この荘園整理令が出てから班田収受は断絶したという。
           黒子



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