ここだって鎌倉だ!断ち切るな関谷・玉縄みどりの輪 

「連続開発に脅かされる市周縁の暮らしと歴史」 大船駅付近の玉縄、関谷をご存知ですか? JR大船駅から大船観音横の通りの坂を登ると緑の多い住宅地があります。

開発予定地の法規上のポイント

3.(1)土地所有の歴史(その8−14)
 源義家は後三年の役に勝利して奥州の支配を手に入れるはずであった。しかし、前稿で述べたように、思惑どおり(清原氏の内訌に介入して漁夫の利を得る)にならず失敗に終わった。そもそも、前九年の役も源頼義が仕組んだ争いであるとも言われている。頼義は奥州の富が豊富であることに着目し、支配をわがものにしようとたくらんだが、安倍氏の抵抗にあって散々な目にあい、清原氏の助力で何とか勝利しえたのが真相であろう。延久の合戦で陸奥国受領源頼俊が清原真衡と組んで北奥を平定したが、奥州の支配をわがものにしようと思っていた下野国の受領源義家が頼俊の作戦を妨害するため藤原基通に陸奥国の印鎰(いんやく:国司長官の印と国倉の鍵)を奪わせたという説があるほどで、頼義、義家親子二代にわたって、奥州に介入したが、いずれも思惑通りにはいかなかったのである。
なお、源頼俊は大和源氏だが、河内源氏の興隆を抑えるための公卿等の策謀として大和源治が重用されるようになっていた。頼俊は奥州ではつまずいたが、延暦寺と園城寺の大衆が相争う事件が勃発(永保元年=西暦1081年)した際には園城寺側の大衆の制圧に功績があった。まんざら無能な武士ではなかったと思われるが、北奥制圧の恩賞にあずかることはなかった。
義家が奥州からいなくなると、残ったのは清原清衡で奥州藤原氏の栄華の礎を築くことになる。
                               黒子

開発予定地の法規上のポイント

3.(1)土地所有の歴史(その8−13)
十一世紀、義家が京に戻った頃というのは院政が行われており、天皇家や摂関家が荘園立荘を盛んに行おうとしていた時期と重なる。その一方で、十世紀以降百姓の治田は国家の保証がなく、次々に収公される運命にあった。京に戻った義家にそんな百姓から頼りにされる存在であったのか諸国百姓から公験田畠の寄進が相次いだ。この現象を放置すれば義家が権門貴族へ成長するのではないかと警戒する動きがあり、寛治五年(西暦1091年)義家に対してのみ諸国百姓からの田畠の寄進を禁止した。
寛治五年六月十一日、義家と義家の弟義綱が京においてあわや合戦というところまで緊迫した。が両者に事情を質してみると相手が攻めてくるというので戦の支度をしているのだとわかり、なんとか回避させることが出来た。これなども義家の躍進を快く思わない者の陰謀らしい。義家と義綱の郎党が領地をめぐる争いをしていたが、それぞれの郎党を擁護する立場から義家と義綱が合戦をするよう企てたのである。こうすることによって両者を消耗させようとしたのであろう。そしてこれでも不十分と見たのか、寛治六年(西暦1092年)五月五日、義家の荘園を停止する宣旨が下された。
 義家の家系(河内源氏)は代々摂関家に武士として仕えてきた。摂関家にしてみれば、武士はあくまでも政治をしきる文官の補助者であり、まして自分たちの足元を脅かす存在になることは到底許せるものではなかった。諸国百姓からの公験田畠の寄進の禁止、弟義綱との武力対立の画策、そして義家の荘園の停止という策は摂関家もしくはこれに近い者の企てと見てよいのではないか。摂関家は院政下、かつてのような勢いがなく焦っていたが、義家にもここまでつけこまれる要因があったのであろう。義家は摂関家にみきりをつけ、これを境に白河上皇に接近していく。そして承徳二年(西暦1098年)十月二十三日、院昇殿を許された。おそらく白河上皇の配慮によるものであろう。後三年の役の間戦費がかさみ、官物等の納入が出来なかったことから、その後も納入の請求をされ続け官職にもつけないでいたが、解除されたと思われる。
嘉承元年(西暦1106年)義家死去。没年68歳。その後一族の内訌などもあって、河内源氏はやや衰退する。その一方で平家が武門の棟梁に成長する展開になっていく。
                  黒子          

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玉縄・関谷の緑を守る為、様々な方へ情報を提供しアドバイスを頂いたりしながら、この地域を守っていこうという動きで始めました。
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